タイ料理で代表的な鍋料理は「トムヤムクン」でしょう。
世界三大スープの一つに数えられるトムヤムクンは、唐辛子やココナッツミルクを入れた、まろやかな辛さと酸っぱさのあるスープです。
トム(煮る・ゆでる)、ヤム(混ぜる)、クン(エビ)の名前の通り、エビが丸ごと入っています。
食材はエビに限らず、鶏肉入りはトムヤムガイ、イカ入りはトムヤムプラームック、ブタ肉ならトムヤムムーと言います。
トムヤムクンは汗が出るほど辛いですが、香草の香りやほのかな甘みがクセになる味です。
トムヤムクンのスープは2種類あります。
まずココナッツミルクや牛乳を加えた「トムヤムクンナームコン」。
ナームコンは「濃い水」の意味。
ミルク色がかったオレンジ色のスープで、日本で一般的に知られているのはこちらです。
マイルドかつコクのある辛みでややこってりしています。
もうひとつは「トムヤムクンナームサーイ」。
ナームサーイは「澄んだ水」の意味です。
スープはオレンジ色ですが、たしかにナームコンに比べて澄んでいます。
この違いはココナッツミルクを入れていないから。
さっぱりとした、辛みと酸味がはっきりしている味です。
純粋に辛い味を楽しみたい方にはこちらがおすすめです。
夏はピリリとした辛さで食欲増進に、冬は体を温めるために。
トムヤムクンは季節を問わない料理です。
