湯豆腐|THE・鍋

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湯豆腐

鍋とつくわけではありませんが、湯豆腐も立派な鍋料理です。

水を入れた鍋に昆布をしいて豆腐を入れ、煮立つ前にすくい上げてタレにつけて食べる。
なんともシンプルなレシピですね。

湯豆腐は冬に食べる人がほとんどだと思いますが、小説家の池波正太郎は「梅雨の湯豆腐」という作品の中で夏に湯豆腐を登場させています。

江戸の楊枝職人、彦次郎の好物は湯豆腐。
梅雨の肌寒い時期にも湯豆腐を用意して、ひとり鍋をつつきます。

夏は夏でも梅雨なので、わざわざ暑い時期に熱いものを食べるのとは違うようですね。
やっぱり湯豆腐はあたたまりたいときのものですよね。

湯豆腐は京都にある南禅寺の精進料理が発祥と言われています。
確かに肉も使わないし、余計な味つけもしないし、質素を旨とするお坊さんらしい鍋ですね。

南禅寺の隣にある庭園レストラン「八千代」では「南禅寺名物の湯豆腐」と銘打ってメニューを提供しています。
毎日作りたての豆腐を使ったこだわりの湯豆腐は松・竹・梅の3ランク。
梅が2700円、竹が3200円、松が3700円と、少々高めです。
でもてんぷらやお吸い物もついてくるし、窓から見える日本庭園は趣きがあるので、満足度の高さは保証できます。